はじめに
死刑制度に賛成するか反対するか。
最初に私自身の現在の立場を書きます。
私は死刑に反対します。
冤罪などの犠牲者を出してまで維持する価値がない、というのが最たる理由です。
死刑問題に限らず、刑法を日常生活から遠く離れたもののように感じている人が多いと思います。
犯罪に関わることなく一生を送る人が大半でしょうし、他に関心を持つべきことがたくさんあるというのもわかります。
犯罪者という異質な人種が存在しているわけではありません。多くの事件では、私たちと同じ市民が加害者となり、被害者となっています。私たち自身も当事者になるかもしれない問題です。死刑制度について考えるにあたって、法律の専門家である必要はないと思います。私自身も違います。
一市民としてのご意見を寄せていただければ幸いです。
なお、日本における死刑の適用範囲には人を殺害しない場合もありますが、判例が出ていないということもあり、当サイトでは死刑になるのは人を殺害した場合というのを前提にしています。